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“次元大介の腕時計”は85万円? 「ルパン三世」初放送の1ピースが48年越しで現実化
2019/11/29
毎週末、「価格.com新製品ニュース」でアクセス数の多かったニュース記事をランキング形式でお届け(2019年11月22日~11月28日)。
来週12月6日にいよいよ公開が迫った映画「ルパン三世 THE FIRST」。23年ぶりの劇場公開、そして初の3DCG化ということで期待が高まるなか、“次元大介の腕時計”が「ゼニス」より発表。みごとにファンの心を撃ち抜き、今週のランキングを独壇場とした。
これは、1971年に放送したテレビアニメ「ルパン三世」1stシリーズの第1話で、次元大介が着用していた腕時計を再現したというもの。「ゼニス」が1969年に発売した自動巻きクロノグラフ「A384」がモチーフになっていたとのことで、今回、「A384」のオリジナルリバイバルモデルとして限定発売されることになった。
まず注目したい点は、同モデルが「テレビアニメ1stシリーズの第1話」に登場したデザインを再現していること。数々のテレビアニメ、OVA、劇場版を打ち出してきた「ルパン三世」だが、同モデルは本当の意味での“初放送”登場モデルなのだ。「伝説はここから始まった」ともいえる「ルパン三世」第1話から、48年越しに現実化した“次元大介の腕時計”……このロマンに突き動かされたファンも、多かったのではないだろうか。
そして、デザイン性もすばらしいのがニクい。一見、スーツに映える高級ウォッチといった面構えだが、アニメ第1話の場面写と比較したときの再現性の高さに舌を巻く。さらに、ハットをかぶった次元大介をバックに刻印し、ブラックアリゲーターのベルトを解いたときだけお目見えするところにも、胸が熱くなる。つまり、普段はなにげない顔で愛用でき、“同志”にだけ次元大介の姿を共有できるという、粋なデザインに仕上がっているのだ。
このように、愛用のしやすさとこだわりを両立すると、おそろしい1本ができあがることが同モデルでわかった。そんなファン垂涎の逸品の価格は、心より肝が撃たれそうな税別85万円。裏稼業で腕を鳴らした次元大介にすれば慎ましい価格かもしれない……と考えて今週の週間ランキングの墓標としよう。
このほか、3位と10位に、スクープサイト「Spyder7」発の興味深いニュースがランクイン。トヨタの次世代SUV「Tjクルーザー」市販型について発表した3位の記事では、予想CGの制作までされており、ひときわ自動車ファンの目を引いたようだ。