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ソニー、フルサイズ対応の大口径広角ズームレンズ「FE C 16-35mm T3.1 G」
2019/09/18
ソニーは、フルサイズ対応の大口径広角ズームレンズ「FE C 16-35mm T3.1 G」(Eマウント)を2020年春に発売すると発表した。
ズーム全域の開放絞りT3.1(F2.8相当)を採用した、高い光学性能とプロフェッショナルの動画撮影に求められる操作性を追求したシネマレンズ。同社が提供するXDCAMメモリーカムコーダー「FX9」などと組み合わせることで、浅い被写界深度でオートフォーカス追随ができ、被写体を印象付ける映像表現を高い操作性で実現するという。
フォーカス時に2つのフォーカスレンズ群をそれぞれ独立して動かすフローティングフォーカス機構により、被写体との距離によって変化するレンズの諸収差をフォーカス全域において効果的に抑制。また、超高度非球面(XA-extreme aspherical)レンズを2枚、非球面レンズ3枚を効果的に配置し、諸収差を補正することで、ズーム・フォーカス全域で画面周辺まで高い解像性能を実現するという。
さらに、ED(特殊低分散)ガラスを2枚採用することで色収差を抑制。加えてナノARコーティングがフレアやゴーストを大幅に抑制し、クリアで抜けのよい高画質を実現したとのこと。11枚羽根による円形絞りが、美しくやわらかなぼけを表現するという。
このほか、リニアレスポンスMFを採用したフォーカスリングをはじめ、ズームリング、アイリスリングの3連リングを装備。0.8mmピッチギアを搭載し、フォローフォーカスなどが使用可能だ。加えて、114mm径のマットボックスやレンズサポートにも対応した。
価格は700000円(税別)。