新製品ニュース
トキナー、税別56、000円でF値2.8を実現したレンズ「atx-i 11-16mm F2.8 CF」
2019/10/18
ケンコー・トキナーは、デジタル一眼カメラ用レンズの新シリーズ第1弾として、APS-Cに対応した「atx-i 11-16mm F2.8 CF」を発表。キヤノン用とニコン用をラインアップし、11月8日より発売する。
「atx-i」は、トキナーが新しく設けたシリーズで、「i」はinteractive(撮影者とレンズの双方向の対話)を意味している。「atx-i」は「AT-X」シリーズの中からユニークな機種をピックアップし、外観・性能・価格を見直して最新のデジタル一眼レフカメラレンズにフィットさせている。
「atx-i 11-16mm F2.8 CF」は、レンズ前面に独自のWRコート(撥水性・撥油性にすぐれたコート)を施し、指紋や油汚れも簡単に拭き取れるという。
また、P-MO非球面レンズを前群に、ガラスモールド非球面レンズを後群に配置し、ディストーションと各収差を補正。2枚のSD(超低分散)ガラス「FK03」を使用し、色収差の除去を図っている。
さらに、開放F値2.8を達成。従来のVTRレンズと比較して、低ディストーション・周辺部高解像度・良好なカラーバランスにより、高い描写性能を実現している。
このほか、AF制御センサーに高分解能なGMRセンサーを搭載し、高精度なフォーカス制御による素早いAFスピードを実現。フォーカスリングを手前に引くだけで、瞬時にマニュアルフォーカスに切り替え可能なワンタッチフォーカスクラッチ機構を搭載する。
主な仕様は、焦点距離が11-16mm、明るさがF2.8、対応フォーマットがAPS-C、最小絞りがF22、レンズ構成が11群13枚、画角が104度~82度、最短撮影距離が0.3m、マクロ最大倍率が1:11.6、絞り羽根枚数が9枚、フィルターサイズが77mm。
キヤノン用の本体サイズは84.0(最大径)×91.7(全長)mm。ニコン用の本体サイズは84.0(最大径)×89.2(全長)mm。重量は555g。
価格はいずれも56000円(税別)。